人生・思考 銘柄分析

今持ってる 高配当銘柄 を 新NISA で買いなおすべきか?

2024年1月15日

こんにちは、配当で人生を豊かにしたい転職エージェント、灰藤です。

先週の取引銘柄の報告するエントリーで、「特定口座→ 新NISA への移行」を目的にした取引を行ったことに触れました。

新NISAが始まったのは知っているので始めたいものの、全体像が見えず、勝手がわからなくて思い悩む方も多いと思います。

「高配当投資をやる際に、今すでに特定口座で持っている株は新NISAで買い直した方が良いのか?」

今回はその問いについて、私の考えにはなりますが共有させていただきますので、参考になれば幸いです。

新NISA とは

ざっくりいうと「購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度」です。

投資で得た収益は、本来は所得税ほか税金がかかる対象になります。

値上がり益も、配当益も、基本的には20%程度課税された後の金額が手取りになります。

灰藤

外国株の配当の場合は更にもう10%課税されます(怒)

枠組みの詳細についてはSBI証券HPが詳しいので引用します。

今すでに特定口座で持っている株は 新NISA で買い直した方が良いのか?

結論、「年間240万円も入金する余裕がない」かつ「配当を目的にした銘柄」である場合は買い直した方がお得です。

<場合分け>

①成長投資枠240万円/年を使い切る予定→そのまま。

②成長投資枠を埋める余裕がない→配当金が目的なら買い直すのが得。

フローチャートに落とし込むと以下の通りです。

それでは詳細に触れていきます。

①成長投資枠240万円/年を使い切る予定の場合

この場合は、今ある銘柄を買い直すことなく新規で銘柄を買うのが良いでしょう。

新規で銘柄購入するということは、今のポートフォリオよりも魅力的なポートフォリオになるから買う、ということかと思います。

新規購入することでポートフォリオを改悪させることはしませんよね?

であれば、今ある銘柄をどうこうするよりも、新規で銘柄を買うことを優先する方が良いと思います。

②成長投資枠を埋める余裕がない

含み”損”が出ている場合

買い直す方がお得です。

利益が出ていなければ、売却したそのままの金額で同じだけの株数を買うことができます。

シンプルに課税対象でなくすことができるというメリットを享受できるので、買い直す方がお得になるでしょう。

●含み損が出ている銘柄を買い直した場合

含み”益”が出ている場合

こちらは少し難しいですが、配当目的であれば買い直すのが良いでしょう。

前提、「何を目的に購入していた銘柄か?」で分岐すると考えます。

ずばり私は、

・配当目的であれば買い直す方が得

・優待を目的にしていればそのままが得

と整理しました。

※そもそも高配当投資・インカム投資における戦略なので、グロース株・キャピタル狙いの投資はスコープ外としています。

●含み益が出ている銘柄を買い直した場合

★ちなみに優待目的の場合はそのままで良い、としたのは下記が理由です。

・長期保有優待が途切れてしまう

・優待は税金がかからずに受けられるため、新NISAのメリットを享受しづらくなる

※優待投資のメリットデメリットはこちらのエントリーで解説しています。

非課税でインカムゲイン・現物支給となるのが優待投資のメリットの1つです。

損益通算できるので税金を恐れず売った方が良いケースも多い

なお上記シミュレーションの場合だと、実は非NISA口座で利益確定する際には課税されることになりますので、

実は含み益の20%分はマイナスになってしまうことになります。

持ち続ければ本来配当金にかかっていた税金が免除されることで徐々に累損解消していくことになりますが、やや時間がかかります。

しかし、含み損・益の銘柄がどちらもあるのであれば「損益通算」によって、そもそも実現損益にも税金がかからなくなる可能性があります。

これまでのシミュレーションだと含み損500円と含み益500円が相殺され、本来かかっていた100円の税金がかからなくなります

そういう意味で、配当目的の含み益銘柄を売却して買い直すことのデメリットである、「実現損益への課税」は一定ケアされます。

損出しのやり方・方法を初心者向けに解説【失敗事例も紹介】

灰藤

今後も改めて含み益が伸びていきそうな場合も、買い直した方が以降の利益に課税されなくなるので中長期では得をする、という考え方もできそうです。

●含み益/損銘柄を買い直して損益通算した場合

投資において心の支えを必要とするか?

以上、「今持ってる高配当銘柄を新NISAで買いなおすべきか?」の問いに対するアンサーになります。

しかし、内容としては「そんなこと知ってるよ」という方も多いでしょうし、

何よりこんな当たり前のロジックだけで人は生きていないのが難しいですね。

だからこそ、あえて今の非NISA口座に残しておくのも吉だ、と最後に付け加えたいと思います。

つまり、積みあがった含み益を心の支えとして長期投資のモチベーションとする、という使い方もアリかと。

利益が出ている銘柄って安心しますよね。

含み益が大きい

→安く買うことができている

→銘柄選定のセンスがある

→株式投資に自分は向いている

→得意なことは前向きに継続しやすい

こういったサイクルを回すためにあえて含み益銘柄を残す、こういうのもアリだと思います!

 

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灰藤

転職エージェントをしているアラサーです。 2017年から少しずつ株式投資をしていますが、 2019年から本格的に資金投入し始めました。 日米の高配当銘柄を中心に投資をしています。 配当を積み上げていくことで人生を豊かにしたいと思っています。 現在の総資産は1,769万円です(2024年4月時点)

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